暮らしの技術

暮らしを豊かにする技術や、特に暮らしを豊かにしない技術があります

Emacsでもウガンダの恵まれない子ども達を援助したい!!

世間はクリスマスですね.

僕は今夜も一人で静かな夜を満喫していたのですが,クリスマスに恋人や家族にプレゼントを贈っている人々をみていると,僕も世界の経済にすこしばかり貢献したいなと,そういう気持ちがむくむくとわき上がってくるのは自然なことかと思います.

さて,世界人口の半分が使っていると言われるvimと呼ばれるエディタがありますが,起動するとこんなメッセージが出てきます

~                              VIM - Vi IMproved
~
~                                 version 7.3
~                           by Bram Moolenaar et al.
~                 Vim is open source and freely distributable
~
~                        Help poor children in Uganda!

注目してほしいのは最後の行です.

"Help poor children in Uganda!"

日本語ならこう出ているかもしれません.

"ウガンダの恵まれない子供たちに援助を!"

vimは世界で二番目にすぐれたエディタとして有名ですが,ドネーションウェア,またはカンパウェアという珍しいライセンス形態で提供されていることもよく知られています.vimを使うならウガンダの恵まれない子ども達を援助しよう!! ということですね,なんてすばらしい発想なのでしょうか.この点においてvimは世界でもっともすばらしいソフトウェアかもしれません.

はて,ウガンダへの寄付.そしてクリスマスにほとんどお金を使ってない僕.

回答は見えたように思えますが,ここで課題がひとつあります.そう.僕は世界で最もすぐれたエディタであるEmacsのユーザなのです.

これは困りました.でも心配ご無用! 世界でもっとも優れたエディタであるEmacsは設定を書くことでその振る舞いを簡単に変更できるのです.そう,例えばこんな一行を設定ファイルに追記すれば.

(setq initial-scratch-message
      (concat initial-scratch-message ";; Help poor children in Uganda!\n\n"))

f:id:side_tana:20131225231844p:plain

ほら,このとおり!! 多くの環境で起動時に開く *scrach* バッファのメッセージに"ウガンダの恵まれない子供たちに援助を!"の文字を挿入することができました!

これで安心してウガンダの恵まれない子ども達に援助が出来ますね!!


ハッピークリスマス!!