仕様が複雑になるのをさける
改訂新版Jenkins実践入門読んだ
改訂新版Jenkins実践入門 ――ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術 (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 佐藤聖規,和田貴久,河村雅人,米沢弘樹,山岸啓,川口耕介
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/06/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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先月発売した改訂版.ざーっと読んだ.Jenkinsのスクリーンショット大量にのっていて,あれの画面初心者としてはめちゃくちゃ辛いから本当に助かりそう.辞書的に参照していきたい.基本的にJavaプロジェクトを例にして話が進んでいくので,他の言語のプロジェクトでは本からキーワード拾って使えるツールを調べる必要がある.インセプションツールとかビルドツールとかのことで,この本はJenkinsの本であるから,スコープ外なので当然なのだけれど,コレ一冊で完結,という形では無いです.
とにかく非常に丁寧に書かれていますから,例えばある日急に上司から「おい,CIをするぞ,うちにもJenkinsを入れよう」とか言われて,CIってナニ……Jenkins誰……ワタシニホンゴワカラナイ……みたいになった人とか真っ先に読んで欲しい.自分からJenkins実践入門でも読んでみようかしらんってな流れで買った人にとっては9章以降,とくに11,12章が非常に価値がある感じですな.なんにせよおらのプロジェクトにもJenkins導入するベってなったら買っておいて損は無いのではないでしょうか.
BackLogのWikiで記事が古い時に教えてくれるやつ作った
BackLogといえばnulabの提供する非常に多機能なプロジェクト管理ツールですが、そのなかにWikiの機能があります。手軽にプロジェクト単位でWikiを持つことができるうえ、インクリメンタルなページタイトル検索など非常に便利な機能も備わっています。
さて、プロジェクトでWikiをつかっているとどうしてもメンテされてないページがでてくるわけですな。すると何が起きるかといいますと、古い情報に基づいてオペレーションを実行しトラブルが起きたり、トラブルが起きたり、トラブルが起きます。
根本的対策としてはWikiをちゃんとメンテする以外にないわけですが、Wikiがメンテされなくなるには理由がありまして、だいたいはリソースが足りない。そうなると消極的な対策を取る必要があり、具体的には最終更新日をちゃんとチェックし、古い場合は有識者に確認をとる、といった行動が必要です。
しかし人間はそういったことを忘れます。なので作った。これです。
これが
こうなる
おめでとうございます。
■
なるほど〜
非同期な(Promise返す)メソッドにgetってついてるのムズムズする
非同期な(promise返す)メソッドにgetってついてるのムズムズする、非同期な(promise返す)メソッドにgetってついてるのムズムズしない?
— ミサ・ルバ (@side_tana) 2015, 6月 23
この辺の感覚,おそらくリーダブルコードあたりから来ていて,3章の誤解されない名前に,ユーザの期待に合わせる,と言うテーマがあり,ちょうどこの「getFoo()」が取り上げられている.getXxx()は軽量アクセサを連想させるので,実装を見ずにループの中などで使ってしまうかも知れない,ネットーワーク上からとってくるような処理はそれとわかるような命名をしよう,みたいな感じだった気がする.
この場合,処理自体はPromiseなのでループが遅くなって他の処理に影響を与える,ということはないけれど,意図せず大量のリクエストを行ったり,変数が手に入ると思ったらPromiseオブジェクトが手に入ったでござる,ということになる.
そういうわけで,getFoo()みたいなのがPromise返すようになってるとムズムズするのだけれど,そもそも「getで軽量アクセサを連想する」というのが個人の感覚だし,あと代わりの用語として「fetch」とか「retrieve」なんかが挙げられるのだけれど,いずれも取得するという雰囲気なので,保存する場合の命名がむずい.getFoo() であれば setFoo() でよろしい,という感じになる.