NEW GAME!読んで東京トイボックス読んでから稲盛和夫の「生き方」読むと最高
— うどんバイキング (@moznion) 2014, 6月 23
稲盛和夫の生き方読んだこと無いです
— うどんバイキング (@moznion) 2014, 6月 23
稲盛和夫の生き方,最初の方はまあふむふむみたいな感じで読んでたけど後半に行くに連れいよいよ宗教みたいになって読むのやめた
— オレはどっちで、アイツもどっち!%3F (@side_tana) 2014, 6月 23
生き方読む時間あったら中村天風の成功の実現読んだ方がいい
— オレはどっちで、アイツもどっち!%3F (@side_tana) 2014, 6月 23
中村天風というのは,松下幸之助とか稲盛和夫とかに影響を与えた人で,Wikipediaとかみると東郷平八郎も師事したって事になってる.成功の実現めちゃくちゃ良い本で,生きる上で,こういう考え方で物事に接した方が良い,こういう考え方はしてはいけない,同じ物事でもみかたによって受け取り方はちがうしポジティブに生きるべき,そのためには何でもしよう,歩く姿勢や呼吸法から変えよう,みたいな感じのことが書いてある.マッチョだとおもうけど,講話を書き起こしたものなので,そのまま軽快な語り口で書いてあって,深刻な感じでは無い.
だいたいこの本を読んでおけば,他の自己啓発本は読まなくて良いみたいな感じ.ただし特定の業界にとがった本とかはのぞく.
中村天風完全に異常な人間で面白い.高校の頃に柔道部で活躍するんだけど,練習試合で負かせた学校の柔道部員から闇討ちされて,復讐するんだけど,そのときに勢いで相手の高校の生徒を刺殺したりしてる.その後はいろいろあって帝国陸軍のスパイになるんだけど,大陸に渡って鉄橋とか爆破する.*1
戦後すこしして結核をわずらって,医者のもとをめぐるんだけど直らないから自分で治すとか言って,アメリカまで密航する.戦争中も結構異常で,人斬り天風とか呼ばれるんだけど,これはもう病気の人間のメンタリティでは無いから完全に異常であることがはっきりする.
アメリカでしばらく勉強して,その後はヨーロッパで女優の家に居候とかしながら日本を目指すんだけど,エジプトでヨガの達人みたいな人に会う.その人について行ってインドで修行するんだけど,そのおかげで病気が治ったとかいうことになってる.
その後は第二次辛亥革命で中華民国最高顧問とかいう役職を得て孫文を支援してから帰ってきてる.
だいたいこういう人間が,何事にも動じず,どんと構えていれば良いみたいなことを言ってもそんなことができるのはお前だけだみたいな感じで何の説得力も無い.
以上オススメ自己啓発本でした.

- 作者: 中村天風
- 出版社/メーカー: 日本経営合理化協会出版局
- 発売日: 1988/09
- メディア: 単行本
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*1:このとき他にも100人ちょっとが送り込まれてるんだけど,生きて帰ってきたのは9人ぐらいしかいない